北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

北海道大学公共政策大学院(HOPS)の院生が運営するブログ

HOPS 2019年度前期の総括

 

どうも、14期生の和泉です。

新学期が開始してから、15期生の入学、14期生の就活、数々のイベント、そして期末テストなど様々なことがありました。

 

現在、私は院生協議会(HOPSの学生会のようなもの)の幹事長を務めております。

たまには幹事長らしいことをしないと、責任を取らざるを得なくなる恐れがあるかもしれません。

 

形だけでも仕事をしていることにしたいので、前期の総括という形でHOPSの前期を振り返ることにしました。

あまり役には立たないかもしれませんが、入学を考えている方にとっては暇つぶし程度にはなると思います。

 

というわけで、月別に振り返ってみますか。

 

 

 

 

4月

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新入生歓迎会の様子

3月に卒業生を見送って程なくして、新たに15期生を迎えることになりました。

今年も学部からの進学、社会人学生、留学生が同程度の比率で入学し、今後が楽しみに思ったことを記憶しています。

 

歓迎会では早速、15期生同士や以前から在籍している学生との交流している様子が見受けられ、多くの学生にとっていい門出となったのではないでしょうか。

 

HOPSとしても前任の高野先生から、遠藤先生へと院長が変わり、新しいHOPSの出発点といっても過言ではありません。

 

懇親会が終わってすぐ、授業も始まります。

15期生もどの授業を取るかを悩みながら、ミーティングルームで学生便覧と格闘していたようで、この時期の風物詩と言えるでしょう。

 

14期生はというと、就活の関係や昨年度で授業を多く履修していた学生が多く、余裕を持って履修しているようでした。

中には通年でお執筆を行う8単位のリサーチペーパーに挑戦する学生もおり、1年間で学んだ集大成に着手し始めています。

 

学部上がりの学生の大半は就活に勤しんでおり、なかなか大変ではあるものの、まだ新入生を迎えた余裕を感じる時期でもありました。

 

僕自身の話をすると、留学先のアイルランドから帰国してすぐに就活を開始し、新入生歓迎会の準備などをしながらも、楽天的な気持ちを持っていたように思います。

あと、HALCCの説明会もやってましたね。

 

 

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5月

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昼下がりのHOPS



天皇陛下生前退位に基づく改元が行われ、日本は平成から令和へと移行しました。

それに伴う超大型連休で5月の幕が開けたのです。

 

15期生も新生活に慣れ始めたようで、花見などの企画もしていたそう。

通年で政策立案に挑戦する社会調査法も、本格的に始動。

 

また、HOPS主催で駐日EU大使の講演会も開催されました。

Brexitや日欧EPAの発効など、注目を集めるEUの大使が来るということもあって、HOPSの学生以外にも沢山の傍聴者が耳を傾けていた会でした。

 

14期生の就活も追い込み時期。

バッサリとお祈りされる学生もいれば、内定を得ることができた学生もいたようです。

僕はもちろん軽々とこなしていた訳もなく。

しかも、留学時期のカードの支払いが近づいていたこともあって、バイトを始めました。

就活とバイトと授業と課外活動と…。

正直、一番辛かった気がします。

 

 

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6月

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国際フェロー報告会



北大祭で始まる6月は楽しい1ヶ月と思いきや、大学中が中間テストのプレッシャーに覆われる時期であります。

 

HOPSも同様で、遅くまで勉強している学生が何人かいたのが、印象的でした。

中間テスト以外では、国際フェロープログラムの報告会などがあり、後期の予定も視野に入ってくる時期です。

 

また、6月23日はHOPSの在校生と教職員が参加するジンパ(ジンギスカンパーティー)も実施致しました。

生憎の天気で、屋内での飲み会に変更となりましたが、在校生同士の交流が深まるきっかけとなったといえるでしょう。

 

加えて、月末にはHALCCメンバーが今年度初となる津別訪問を実施しています。

新メンバーを加えたHALCCの活動も進めていきたいところですね。

 

そして、14期生にとっては就活の総決算となる時期でした。

経団連の取り決めにより6月1日が就活解禁日となっていますが、ほとんど守られていません。

しかし、6月1日を基準に内定を出す企業も多く、初旬までに内定を得た学生も多かったようです。

 

僕自身もなんとか拾って頂くことができ、安堵することができた1ヶ月でした。

 

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7月

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余市町エクスカーション

世の中は参議院選の話題一色?でしたが、HOPSも様々なイベントが盛り沢山の月となりました。
 月初めから余市へのエクスカーション、水曜どうでしょう藤村Dトークショー、神里先生の文理融合セミナーなど、HOPS独自のイベントが数多く開催されています。

 

HOPSの説明会もこの時期から開催されるようになり、来年度に向けた入試も動き始めているようでした。

 

学生はというと、後半から期末テストやレポートに追われて最も忙しい月になったと言えるかもしれません。

グループワーク系の授業も最後の発表に向けて追い込みを行うため、ミーティングルームでは毎日のように学生同士の打ち合わせが行われていました。

 

また、上旬から中旬にかけて、国家総合職の官庁訪問が実施されていました。

HOPSからも霞ヶ関へ乗り込んだ学生が何人もいて、例年に比べても多くの学生が内々定を得ることができたようです。

正直な話、僕もびっくりするくらいみんな選考を突破して帰ってきました。

 

自分も、授業の発表や課外活動、バイトなどで大変忙しかった印象があります。

ただ、上旬に行われた数々のイベントは、学ぶことが非常に多く、人生に対する考え方も少しだけ変わった気がしました。

 

 

7月おすすめ記事

 

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8月

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中央ローンではしゃぐ下平

期末テストやレポートが終わり、とうとう夏休みの到来です。

今月から交換留学でフランスへ渡る湯川くんの壮行会を15期生が開いていたようでした。

その後には、それぞれの実家に帰る学生が多く、いつもは騒がしいHOPSも少し寂しい感じがします。

 

帰省だけでなく、旅行やインターン、ボランティアなど学生によって夏休みの過ごし方は様々です。

果たして、後期にはどんなお土産話が聞けるのか、楽しみで仕方ありません。

 

 

8月のおすすめ記事

 

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最後に

わずか4ヶ月の非常に短い期間ではありましたが、振り返ってみると様々なことがあった密度の濃い時間でした。

ここまで「濃い」大学院は、HOPS以外にはないのかもしれません。

 

さて、HOPSの出願期限が目前に迫っております。

このブログでは、HOPSの姿を学生視点で伝えてきました。

もし、少しでも魅力を感じることができたのなら、出願して頂けると嬉しく思います。

 

それでは、またいずれ。

 

文責:14期 和泉優大

半荘いかがですか?

レポート&テストが終わり前期はクリア,皆それぞれ夏休みを楽しんでおります.

つまりHOPSに残っているのは暇人ということです(笑)

僕は,銀行関係の資格を夏に取得しないといけないのですが,なかなか勉強する気が起きませんね,ええ.

 

ということで,やることのない皆様と遊んでおります.涼しい部屋でダラダラするのは至上也.最近のブームは麻雀です.

 

みんなでやる機会があるだろうと思い,実家から持ってきたのですが,正解でした.結構遊び方知ってる仲間がいるものですね.

そして面白いのが,中国からの留学生.我々の知らない特殊な役であがってきます,これが日中文化交流.

日本のルールで通すか,中国のルールを覚えるか,はたまたHOPS独自のハイブリッドルールを作るか…,イノベーション

 

遊びすぎには注意しましょう,時間を奪われる.

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もちろん,他に自習している学生がいない夜にやっていますので安心を(何が?)

しかしこれは社会人が強そう,どこかで一緒に打ちたいものです.

 

文責:HOPS14期 下平徹

【北大観光】キャンパスガイドマップを使って

長らくブログ更新をさぼっていました,下平です.

言い方を変えれば,次期の広報への引き継ぎをしている,ともいえます….

(院生協議会副幹事長の彼,ありがとう…)

 

しかし,この時期は入試が近いということで,非常に重要な広報時期であります.なるべく書いた方がよさそうです.PRをしなければいけません.

 

北海道大学の魅力の一つとして”キャンパスの雰囲気・自然”が挙げられることが多いです.札幌駅にほど近く,圧倒的な広さと自然,観光客の多さなどからもそれは頷けます.

 

北大生にとっては当たり前の環境ではありますが,HOPSは他大学からも進学があります.北大キャンパスの魅力を伝える,という記事を書いていこうと思います.

 

今回は,キャンパスガイドマップに載っている箇所を紹介していきます.

これは,正門付近の「エルムの森」で無料配布しています.

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とはいえこのキャンパスマップ,記念碑とか文化財とかが中心なので,学生生活と関係するようなスポットには殆ど焦点が当たっていません.あくまで観光です.

 

”北大観光”というテーマで,ガイドマップに収録されている35箇所を記事にしていきます.しかし恐らく,めちゃめちゃ内容が薄い記事になりそうなので,6月~7月のさぼっていた部分に挟みこんでいくような感じで更新していきます(笑)

 

このために大量に写真を撮ってみたのですが,なるほど北大は広い.注意して見たことのない場所が沢山ありました.和泉君,案内&写真撮影ありがとう.

 

しょーもない記事になってしまうかもしれませんが,もしよかったら見てください.

 

文責:HOPS14期 下平徹

都市技術政策論発表会@恵庭市

暑中お見舞い申し上げます。


炎暑ことのほかきびしい中、本ブログの読者の皆様は、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。

 

…え?この記事の投稿日(8月8日)は立秋だから、もう暑中お見舞いの時期じゃないって?

 

ENIWAY!(ANYWAY!)

 

皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

 

…内輪ネタを挟んですみません(^^;)

 

さて、7月29日、恵庭市において、都市技術政策論の発表会が開かれました。

 

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多くの恵庭市の職員の方に出席していただきました。ありがとうございます。

 

我々学生は、3班に分かれてそれぞれ「サードプレイス」、「グランピング」、「自転車道」をテーマに都市計画に関する提案を恵庭市へ行いました。

 

我々の提案に対して、今後取りうる選択肢の優先順位についてなどの様々なフィードバックが得られて、大変勉強になりました。

 

発表会後は、恵庭市職員の方も交えて打ち上げが行われました。

 

学生と市の職員でお話しする機会があるのもHOPSの魅力の一つだと思います。

 

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 恵庭市は、2020年に市制施行50周年を迎えるそうです。

 

ぜひ、みなさんも「花のまち」恵庭に足を運んでみてはいかがでしょうか(^^)

 

文責:15期 副幹事長

 

リーダーシップ論打ち上げ

8月1日、晩酌処 かんろにてリーダーシップ論の打ち上げが開かれました!

 

宮脇先生を囲んで、身近な話題から国政の話題まで幅広いテーマで盛り上がりました。

打ち上げの中で、履修者のKさんの砂川市長選出馬宣言?がありましたが、是非、リーダーシップ論履修者として、リーダーシップを実践していってもらいたいと思います!

 

さて、私もリーダーシップを実践すべく、この場をお借りして院生協議会幹事長出馬宣言をさせていただきます!

コンセプトは「新時代・HOPS」です。

令和の時代を迎え、HOPSも新たなスタートを切るときがやってきました。

公約は以下の3つです。

①院生協議会の人事の刷新

②HOPSの指導体制の見直しに向けた提案

③席替えによる新しい人間関係の構築

人心一新を図ることで、よりよいHOPSを築き上げていきたいと思います。

 

最後に、打ち上げの幹事をしていただいた苦楽さんにこの場を借りて感謝申し上げます。

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文責:15期 副幹事長

HOPS交換留学壮行会!

8月6日、パリ政治学院に留学する同期のY川くんの壮行会がミーティングルームで開かれました。

 

院生だけでなく、榎本先生、池先生にも駆けつけていただきました。

 

来年の6月まで留学されるそうで、しばらくの間、Y川くんの元気な姿が見れないと思うと少し寂しいですね…

 

Y川くんには、フランスでも持ち前の明るさを発揮して、HOPSで学んできたことを活かしていってもらいたいと思います。

 

最後にY川くんにニーチェの言葉を贈りたいと思います。

 

世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。

 

私自身もY川くんを見習って自分自身の道を進んでいきたいと思います。

 

壮行会の準備をしていただいた苦楽さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。

 

思い出の詰まった素敵なカレンダーです!

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Y川くんと榎本先生

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同期のMさんとY川くん

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Y川くんのフランスのお土産期待しています!

文責:15期 副幹事長

【報告】中間発表、社会調査法

 

ここまで授業やイベントの報告を繰り返しして来た。

だが、HOPSの前期も終了し、多くの学生が夏休みに入っている。

 

先日、HOPSの代表的な授業の1つ、社会調査法の中間報告会が開催された。

 

社会調査法は、後期に開講される政策討議演習と合わせ、1年間にわたって1つの町を対象に政策立案を行う授業だ。

例年、様々な町の協力を得て、学生の学びと経験の場が提供されている。

 

前年度の社会調査法、政策討議演習の様子については、こちらの記事も参照してほしい。

hokudai-hops.hatenablog.com

 

今年度は、石狩市喜茂別町の協力を得ている。

 

前期は、町の現状を図ることを目的に、社会調査の計画や課題の設定を中心に議論を重ねていることが窺えた。

 

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石狩班の発表

 

石狩班は、スポーツを活用した町おこしをテーマに、夏季休暇と後期を見据えた調査計画を発表した。

近年、東京オリンピックを見据え、スポーツが政策対象となりつつあり、スポーツ庁の設立も記憶に新しい。

トレンドのテーマではあるが、今までの蓄積も多くはないため、スポーツの意味から議論を重ねていたようだ。

スポーツは健康寿命の増進、充実感の獲得、経済成長など様々な可能性があるとされている。

だが、果たしてそれらは本当にそうなのかまで、検討する必要があるのではないかなど、様々な意見が傍聴者から寄せられた。

 

 

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喜茂別班の発表

 

喜茂別は何年もHOPSと協力関係にあるため、今まで介護や産業育成など様々なテーマで学生が発表を行ってきた。

 

今年度のテーマは、喜茂別町の情報発信についてだ。

 

情報発信とはいっても、一体何を、誰に、どのように発信するのかを真剣に議論する必要がある。

喜茂別班の学生もそこに注意して、前期は活動していることがわかった。

 

また、発表の中で広域連携にも言及していた。

喜茂別町は羊蹄エリアと西胆振の町村と、広域連携会議を設立している。
近年、広域連携は地方を中心に広がりを見せている。

小さい市町村が別個で事業を行うよりも、同じ利益を享受しうる近隣自治体が連携することで、より大きな事業を行うことを企図したものだ。

四国では、その一例として香川県広域水道事業団が設立され、県全体での水道事業の運営が始まっている。

だが、連携と簡単にいっても、無条件で連携を期待できない。

連携することで、いかなるメリットがあるのかを他の自治体にもアピールすることが不可欠だろう。

 

テーマ設定も簡単ではなく、議論は難航したようだ。

調査方針など、様々な側面から活発な意見交換が行われた。

 

 

写真からもわかるように、社会調査法は学部からの進学者、社会人、留学生が同じ班で1つのテーマについて調査や議論を進めていく。

そのため、様々な視点を持ち、全く違う考え方をする人同士が協力することが求められるのだ。

今年度の発表では、それらを上手く活かし、まとまりを持ちつつも各人の個性が窺える非常にユニークな発表であった。

 

 

二班の発表が終わると、今夏でHOPSの教員を退任され、省庁に復帰される実務家教員の先生方にお礼を兼ねて、学生より記念品が手渡しされた。

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倉谷先生(環境省

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榎本先生(厚生労働省

 

その後、先生方の送別会も兼ねて、履修者以外も参加する社会調査法の打ち上げが開催された。

 

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打ち上げでの挨拶の様子

 

榎本先生、倉谷先生ともに学生に対して、親身に接して頂き、多くのことを教授して下さった。

そのお二人が任期を終えるということもあり、感慨深さがある。

もちろん、お別れの場といっても、前期の苦労を労い、笑い声の絶えない会となった。

二次会まで続いた会では、普段は交流の少ない人同士でも話し込んでいる様子も見られた。

 

 

前期の授業に一区切りがつき、HOPSは長い夏季休暇へと入る。

それぞれの学生がどのような夏休みを過ごしたか、各人の思い出話を楽しみにしたいと思う。

 

文責:14期 和泉優大