北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

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HOPS名物「社会調査法」中間報告

こんにちは、18期広報のKです。

 

HOPSには「社会調査法」、「政策討議演習」と呼ばれる名物授業があります。

一年間、北海道内のある自治体(年によって変わります)から提示された政策課題に対し、グループで調査研究を行った上で、最終的には研究結果を提言する授業です。前期が「社会調査法」、そして後期が「政策討議演習」と呼ばれます。

 

前期授業が終了する7月下旬に、「社会調査法」の成果報告会が行われました。

今年は、栗山町班と斜里町班の二つに分かれており、栗山町班は「新規就農」について、斜里町班は「ゼロカーボンパーク」について検討しました。

 

 

栗山町班の発表に関しては、当該自治体の既存の農業のあり方や人口動態などの現状を丁寧にリサーチしており、質疑応答も活発でした。離農や農業従事者の減少といった課題は日本に通底する課題ですので、栗山町の事例が今後の日本の農業政策に良い示唆を与えられるような研究にきっとなると思います。

 

 

続いて斜里町班は、斜里における再生可能エネルギー導入の一案として、環境省が打ち出すゼロカーボンパークに関して検討がなされていました。栗山町と異なり、札幌から地理的にかなり離れているため、現地調査は発表直前の1回のみだったそうです。むしろ現場に簡単に行けないからこそ、現状手に入る客観的なデータや文献の検討やアクターの整理などが最大限行われており、こちらも活発な議論が行われておりました。

 

いずれも完成度が高く私も刺激を受けました。私もリサーチペーパー作成に向け頑張りたいと思います。

主たる参加者は1年生であり、その多くが現在就活や帰省などで研究室を離れております。きっと皆忙しいとは思いますが、体調を崩さずまた元気な顔を後期に見せて欲しいものですね。

 

それでは本日はこの辺りで。

文責:18期広報K