北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

北海道大学公共政策大学院(HOPS)の院生が運営するブログ

【本紹介】『Rによる計量政治学』

こんにちは、18期K・Nです!

 

本日の本紹介は

浅野正彦、矢内勇生(2018)『Rによる計量政治学』、オーム社

です!

近年の社会科学では、統計的計量分析を用いる研究が飛躍的に増えているそうです。

日本でも、統計データ等を活用したEBPMエビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)の推進が、叫ばれるようになってきています。

統計的計量手法を使えるようになりたい方や、使うまでは行かずとも読めるようにはなりたい方、ITに関心のある方にはズバリ本書をお勧めします!

 

フリーソフトで統計解析用に開発されたR言語を使用し、選挙をはじめとする政治現象のデータ分析を15回に分けて演習ができ、使いやすい基本書となっています。最初の3章でリサーチデザインの組み方に関してレクチャーしつつ、統計的仮説検定や重回帰分析、交差項やダミー変数の使い方、ロジスティック回帰分析まで一通り抑えることができる、とても親切な作りです。

そして練習問題が充実しており、回答解説はサポートページにコーディング付きで載っているという安心の構成も素晴らしいです。

僕は数学が不得手な人間なので、読み進めるのには苦労していますが、その分得るものも大きい気がしています。もし、関心のある方はご一読ください!

 

それではみなさん、季節の変わり目ですが、体調には気をつけてお過ごしください。

 

文責:18期K・N