こんにちは、18期広報担当のK・Nです!
HOPSは、後期の授業が開講され研究棟にも賑やかさが戻ってまいりました!
本日の本紹介は、こちら!
前田健太郎(2019)『女性のいない民主主義』、岩波新書
です。
ニュースや新聞を通じて報道される日本の政治家達の中に、残念ながら女性は、そう多くありません。他方で、日本の政治は、民主主義体制であるとされていますが、そもそも民主主義とは「人民の支配」という意味を持っています。
ここで、いくつかの疑問が浮かんできます。
なぜ人口の約半分を占める「女性」が、日本政治において優位性を持っていないのか?
なぜそのような実態を備えた政治が「民主主義体制」とみなされているのか?
本書は、ジェンダーの視点から「日本政治」や「政治学」という学問を再検討しています。
まず、この問題意識が鮮烈で素晴らしいうえ記述とデータのバランスもよく、読みやすさも兼ね備えています。
この本は、非常におすすめです。皆さんもぜひ、秋の夜長にご一読なさってみてください!
-----余談-----
ここ数ヶ月は月一のペースで記事を更新できているのですが、本紹介しかしてないんですよね...このままだと僕が読んだ本を紹介するためだけの私物ブログになってしまいます。もう少し記事のレパートリーを増やしていきたいところです。
あとはアクセス数も増やしたいなあと思いますが、HOPS公式のTwitterアカウントにリツイートしてもらうなどの施策が必要かもしれません。
当ブログを拝読してくださっている方々も、もし記事に関する要望などございましたらコメントなどお寄せください!お待ちしております!