北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

北海道大学公共政策大学院(HOPS)の院生が運営するブログ

出願期間が1か月後に迫りました~HOPS大学院説明会に参加してみませんか??

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皆さん、こんにちは 🍀

「青年よ、人生、“苦”もありゃ、“楽”もあるさ」略して“苦楽”です 🎓




北海道大学公共政策大学院の出願期間が1か月後に迫ってきました。




※出願期間は8/16金~21水です。




出願期間が迫ってきましたが、、、



公共政策大学院では、何が勉強できるのだろうか?
そもそも、一体、どういうところなのだろうか?



などなど、、


不安をお持ちになる方がいらっしゃるのではないでしょうか。



私、苦楽もその不安を持っていた一人でありました。



その不安を解消したのは、、、

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HOPS大学院説明会です!

 

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公共政策大学院ではどういうカリキュラムなのか?
入試はどういったものなのか?  などなど
公共政策大学院の教員が直接説明をしてくださります。



また、現役の在学生も学生生活の一環を紹介します♪

 

 

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北の大地の公共政策大学院で私たちと一緒に学んでみませんか?

まずは、説明会にぜひご参加ください♪

 

  



文責:苦楽(クラク

HALCC、今年度初の津別訪問 2日目

 

前回

hokudai-hops.hatenablog.com

 

昨日までの混沌とした飲み会が嘘のように、爽やかな朝だ。

津別の朝は、札幌の朝よりも心地が良い。

 

宿泊しているスポーツ交流館では朝食が出ない。

そのため、朝食を兼ねて早い時間帯から視察に赴く。

 

 

町の中心にほど近い旧商店街の一角に、その建物はあった。

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コワーキングスペースJIMBA

JIMBAは空き家をリノベーションして生まれたコワーキングスペース

オフィスをレンタルし、共同で使用することのできる施設だ。

 

立ち上げには、地域おこし協力隊として移住した立川氏が中心となり、町内外のボランティアが協力した。

現在は、立川氏が立ち上げた道東テレビの他、津別町まちづくり会社も入居している。

 

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JIMBAの内部

リエーターが集える場所として、居心地の良い空間が広がる。

空き家とは思えない雰囲気だ。

 

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BARカウンター

JIMBAの中には、シェアバーとして町民がバーテンダーになれるカウンターも設置。

夜だけでなく、朝は町内の幾島コーヒー研究所の幾島氏が提供するモーニングも楽しめる。

 

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モーニングセット500円

モーニングは幾島夫妻が手作りしたパンに、挽きたてのコーヒーがついてわずか500円。コーヒーのおかわりも自由だ。

現在では、津別町で唯一のモーニングを提供する施設となっている。

 

津別の朝に頂く幾島氏のモーニングセットとコーヒーは格別だ。

500円でもかなりのボリュームだが、欲を言えばもう1セット食べたくなる。

それほどの味が楽しめる。

 

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JIMBAの二階部分

JIMBAを中心に、人の流れが出来つつあるという。

人口減少が進む町では、関係人口に注目が集まっている。

関係人口とは、移住はしなくても、その町を定期的に訪れる、特産品を定期的に購入するといった、その町や地域と関係を持つ人々のことだ。

人口が減ったとしても、関係人口が多ければ町を維持していくことも可能だ。

 

いわゆる「田舎」では、外部との関わりがあまりなく内向きな町が多い。

だが、津別は外部からの刺激を常に求めている人々がいる。

外部にオープンな環境が整う町は、正直珍しい。

 

役場の地方創生グループの高橋氏も、関係人口の増加に注目しているという。

 

既に津別町の関係人口の一部とも言えるHALCCが、関係人口を増やす取り組みを考えるのも、一つの手であろう。

 

 

朝食を済ませ、今度は山の方へと車を走らせる。

 

ランプの宿 森つべつに到着した。

森つべつの隣には森林を整備した自然公園、通称「ノンノの森」が広がる。

 

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ネイチャーセンター

今年オープンしたばかりのネイチャーセンターでは、森林ツアーなど各種ツアーの申し込みが可能。

開放的なフロアが印象的だ。

 

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ノンノの森

ノンノの森は山道が整備されているものの、森などの自然環境はそのままの状態になっている。

森の本来の姿を残すのがコンセプトだ。

 

NPO法人 森のこだまの代表である上野氏のツアーは大変人気。

人と自然が組み合わさって、魅力的なスポットとなっている。

こうした人たちをどうやって町に呼ぶか、埋もれた資源を発掘できるかが、まちづくりの肝だ。

 

何にもせずに、ただPRするだけでは無駄でしかない。

訪問の数日後の藤村Dトークショーを、書きながら思い出す。

hokudai-hops.hatenablog.com

 

 

森つべつを後にして、町のほぼ反対側へ向かう。

相生が目的地だ。

 

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道の駅 あいおい

道の駅あいおいは、津別町唯一の道の駅。

可愛いデザインが特徴的なクマ焼きが人気だ。

 

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クマ焼き

 

今ではすっかり人気商品になってしまった。

わざわざクマ焼きを買い求めて、遠くから訪れる方もいるという。

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保存されている相生駅と列車

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モンゴル風水餃子

 

隣接する旧相生駅の駅舎には、カフェが入居している。

そこで楽しめるモンゴル風水餃子は、あっさりだけど肉の旨味が詰まっている。

 

 

道の駅で人気のクマ焼きだが、これは町内に在住している方がデザインしたものだ。

その方の名前は、大西重成氏。

かなり有名なデザイナーで、様々な曲のジャケットなどの作品をデザインしている。

 

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シゲチャンランド

 

大西氏は、故郷の津別町でシゲチャンランドを、私設美術館として運営している。

 

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古い農場跡地を買い取り、自ら改築してオープンにこぎつけた。

作品のインパクトはどれも絶大。

だが、どの作品も日常的に使用されているものから作られているのが分かる。

 

自分も、最初の訪問時は度肝を抜かされた。

だが、不思議なことに2回目の訪問であった今回は、懐かしさや落ち着ける雰囲気を感じた。

実際、道外や海外から、ここを目指して訪れる方も多いという。

 

津別の不思議な美術館だ。

 

館長の大西氏だが、チケットのモギリや清掃まで、自分で行なっている。

だから、シゲチャンランドに来れば大西氏には会えると考えて良い。

 

大西氏の言葉で印象に残っている言葉がある。

 

「昔は町や周りから与えられるだけだったけど、今度は何かを与えられるようになりたいと思ってここをオープンしようと決めた」

 

文化や伝統をただ享受するだけでなく、自分も生んで返していく。

そうやって、歴史が作られてきたように思われる。

 

 

不思議な博物館で、ちょっと壮大なことを考えてみたりもした。

 

その後、移住定住サイトからの取材などを経て、訪問は終了した。

 

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道の駅に隣接する公園

今回は、今年からHALCCに参加する学生も多かったため、町の大枠を掴むための視察、学生側から現段階で実施したい企画の提案などを行なった。

 

津別町は、役場や一部の住民の奮闘で、非常に画期的な取り組みが行われている。

この町は、変わろうとしつつある。

その一助として、学生が関わっていくことができれば、どんなに良いだろう。

 

これからが、正念場だ。

 

文責:14期 和泉優大

HALCC、今年度初の津別訪問

 

多くの人が大学から連想するのは、「サークル」等の課外活動ではないでしょうか。

 

「大学院生で課外活動に参加するのは難しいのでは…?」

 

そうお考えの方も多いかと思われます。

実際、大学院は学問を修める場なので(大学もそうだけど)、サークルに入る人は少ないかもしれません。

しかし、HOPS生の中には課外活動に参加している学生も沢山います。

 

その中でも、今回ご紹介するHALCCは、HOPSの学生が中心となって立ち上げられた学生団体です。

HALCCは、”Hokkaido Academic Local Creation Conference”の略。

HOPSの学生を中心に、学部生や他の大学院生が集まり、学生目線で地方創生に取り組んでいます。

 

 

昨年もHALCCについての記事をアップしていますので、ご覧頂ければ幸いです。

hokudai-hops.hatenablog.com

 

 

毎年、活動場所としてお世話になっているのが、北海道津別町

場所は、北見市の隣にある道東オホーツク地方の町です。

木材加工業や農業が盛んな、自然あふれる素敵な町だと感じています。

 

 

さて、4年目に突入したHALCCですが、先月末に今年度初めての津別訪問を実施致しました。

今回は、その様子を追います!!!

 

 

 

 

朝、寝ぼけた学生が札幌駅に集められる。

目指すは、道東の津別町だ。

バスで片道5時間ほどの、長い旅路である。

5時間後、津別の隣町である美幌に到着。

ハイエースで出迎えて下さった津別町役場の職員さん2人に連れられ、津別町に向かった。

 

 

最初の目的地はTSKOOL。

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山上木工の山上裕一朗専務より説明を受ける

TSKOOLは、津別町で木材加工や家具製造を行う山上木工が、旧活汲小学校の廃校舎をリノベーションしてオープンした施設だ。

 

リノベーションされた校舎は非常にオシャレで、外壁や内装も美しい。

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ショールーム部分を見学

 

内部はショールームになっており、山上木工が製造した椅子や机などの家具が所狭しと並んでいる。

専務によれば、山上木工では手作りの「クラフト」と機械製造の「プロダクト」双方の良さを取り入れた製品づくりを目指しているという。

大まかな形は最新の製造機械を用いて成形し、最後は職人の手で仕上げを行なっているそうだ。

 

並べられた椅子はどれも美しく、そして座りやすいのが印象的だった。

人によって形の合う椅子が異なるため、オーダー製造も行なっているとのこと。

 

日本中で人気を集めている他、ふるさと納税の返礼品にもなっている。

 

 

詳しくはこちらへ

yamagamimokko.co.jp

 

非常に洗礼された施設のように思えるが、まだ拡張する展望があるそう。

ショールームだけでなく、本格的な製作体験を行なえる施設のオープンを目指していると話す。

 

行政だけでなく、地域の企業が事業を展開していくことが、まちづくりには必要不可欠だ。

山上木工は、経産省からも賞を授与されたことのある注目企業。

今後も、津別町で様々な事業を展開していって欲しい。

 

 

TSKOOLをあとにしたHALCC一行は、宿舎へ荷物を置きに立ち寄る。

宿舎はスポーツ交流館という町の宿泊研修施設だ。

空き家を活用しているようですが、あまりの広さと忍者屋敷のような複雑さに一同は驚きを隠せない。

 

 

しばらくスポーツ交流館で休んだ後、この日の締めを飾る懇親会に参加する。

日本ミートという毎回お世話になる焼肉屋で、津別町役場の地方創生推進グループや、津別高校、今年4月からスタートした津別町まちづくり会社の皆さんと交流を深めることとなった。

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懇親会の様子

毎回、こうやって学生を快く受け入れて下さる津別町の皆さんの暖かさには感謝しかない。

学生としても、この恩に応えられるように頑張っていきたいものだ。

 

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集合写真をパシャリ

 

日本ミートをあとにした我々は、宿舎に戻ってそのまま二次会に突入。

 

 

 津別訪問は、まだまだ続く。

 

 

 

HALCCは、大学では学べないことに沢山出会える団体です。

授業やゼミ以外で公共政策、地域おこしに向き合えます。

HOPSでは、授業以外でもこのような活動のフィールドがあるのです。

学部から直接入学した学生だけでなく、留学生や社会人学生も参加しているので、興味があれば大丈夫。

 

明日以降もHALCCの訪問記事は続きますので、お楽しみに♪

 

翌日

hokudai-hops.hatenablog.com

 

 

文責:14期 和泉優大

 

【Welcome to】一橋大学の留学生と交流してきたぞい!【Hokkaido University!】

 

北海道に所在する大学の弱みは、他大との交流の少なさ。

本州とは海で隔てられた土地である北海道は、どうしても内向きになりがちです。

 

道内にもいくつか大学はありますが、東京と比べると段違いで少ない。

しかもお互いの大学同士の距離は、本州で考えると隣県レベルの遠さ。

 

 

しかし、北海道大学には本州や世界各地の大学から人が訪れます。

現在、全学で実施されているSUMMER INSTITUTEにも、世界中の学生や教授が集まって授業が展開されているのです。

 

 

その一環として、一橋大学に所属する留学生がHOPSを訪れました。

 

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最初に本学の池先生からジェンダーについてのレクチャーを受け、後半はHOPS生と一橋の留学生で班に分かれてディスカッションを行いました。

 

日本や出身国で感じるジェンダーギャップについて、様々な意見があったのが印象的です。

彼らはただの留学生でなく、帰国後はその国のリーダーとなることを期待されている人材であるそう。

 

そんな学生たちと、東京にいなくても交流できる点も、HOPSの魅力の一つです。

 

文責:14期 和泉優大

恵庭フィールドワーク@都市技術政策論

 7月11日、都市技術政策論の履修者で、恵庭市の都市計画プレゼン作成のためにフィールドワークに行ってきました。

お昼に大学を出発。

まず向かった先は炭焼豚丼と手打ち蕎麦のお店「炭焼豚丼 空海」。

外観はこちらです。

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お蕎麦と豚丼がセットになった空海セット(1200円)を注文しました。

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みんなで昼食です。

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こだわりの道産素材を使用したそばと豚丼、とても美味しかったです。

さすがミシュランにも掲載されたお店です。

 

昼食後は島松駅に行きました。

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島松駅周辺を散策。

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恵庭市立図書館 島松分館です。

「読書のまち えにわ」ののぼりがありますね。

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恵庭市のコミュニティ センター「夢創館」です。

軟石造りの建物が歴史を感じさせます。

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恵庭の絶景スポットこと、三段の滝です。

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見ていると心が洗われます。

この先どんなことが待ち受けていてもくじけずに頑張りたい。

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恵庭市立図書館です。

恵庭市は、読書を中心としたまちづくりを推進しているそうです。

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今回の現地視察のツアーコンダクター一押しのお店であるお豆腐屋さん「とうふ家 豆てっぽう」。

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 豆乳ソフト美味しかったです。

 

その他に道の駅花ロードえにわ恵庭市複合施設 えにあすなどを見学しました。

 

大学帰着後は、打ち上げ?に行ってきました。

現地視察を踏まえていいプレゼンを作っていきたいですね。

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車出ししていただいたお二人にはこの場を借りて感謝申し上げます。

また、視察先の選定や現地視察に向けた打ち合わせや調整などをしていただいた皆さんにもあわせて感謝申し上げます。

 

7月29日の恵庭市でのプレゼンに向けて頑張りましょう!

 

文責:15期 副幹事長

夏だ!選挙だ!投票だ!

住民票のある地元の選挙管理委員会から投票用紙が届いたので、参院選(7月21日投開票)の不在者投票に行ってまいりました。

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不在者投票についてはこちらの記事をどうぞ。

news.yahoo.co.jp

 

封筒の中身はこんな感じ

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札幌市中央区役所分庁舎(中央保健センター)で期日前投票不在者投票をすることができます。

www.city.sapporo.jp

 

札幌市中央区役所分庁舎(中央保健センター)です。

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投票所は6階にあります。

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期日前投票所と不在者投票所は分かれています。

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こちらで不在者投票をすることができます。

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 6階からの光景はいいですね。

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ぜひみなさんも選挙に行きましょう!

 

文責:15期 副幹事長

文理融合セミナー、始動

 

HOPSの理念の1つに、「文理融合」というものがある。

 

日本では、高校の途中から文系と理系に分かれてしまう。

だが、社会の抱える問題は文理で分かれている訳ではない。

政策立案者は、法律の知識や経済学だけでなく、科学技術の知見も必要となるのだ。

 

そのため、HOPSでは文理の壁を取り払い、多くの学部から学生を集めている。

また、授業も様々な専門分野の教員によって開講されており、広い分野を学ぶことができるのだ。

 

 

詳しくはこちらの記事も参照されたい。

hokudai-hops.hatenablog.com

 

 

7月9日、この「文理融合」を体現するセミナーが実施された。

 

 

「文理融合セミナー」

 

 

千葉大学で教鞭を取られている神里達博教授にお越し頂き、学問の分化と統合、社会と学問の関わりなどについてご講演頂いた。

 

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司会は、本大学院の鈴木一人教授が務め、講演会は進んでいく。

 

学問はどこから始まり、どういった経緯を辿ったのか、かつて文理の別がなかった学問がいつから分かれていったのかなど、歴史を紐解いて話が進む。

 

戦後においても科学に対する社会の評価が異なっていたと言うのは驚きであった。

それは、当時の社会の状況と深く関わりのあるものだったという。

 

科学技術への懐疑から、社会科学への資金流入が進んだという背景もあり、学問であっても社会との関わりなくして発展することはできないのだ。

 

 

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神里教授のレクチャーが終了し、質疑応答に移る。

 

司会の鈴木教授から、中国の科学技術の発展の影響、社会と学問の距離などの質問が投げかけられた。

その後、会場からも資金配分についての質問が飛び出すなど、多くの発見があるセミナーとなった。

 

 

HOPSでは、 授業以外にも様々な学びの場がある。

学びだけでなく、様々な経験も得られるはずだ。

 

それらは、進路選択や人生において大いに役立つのではないだろうか。

 

 

文責:14期 和泉優大