多くの人が大学から連想するのは、「サークル」等の課外活動ではないでしょうか。
「大学院生で課外活動に参加するのは難しいのでは…?」
そうお考えの方も多いかと思われます。
実際、大学院は学問を修める場なので(大学もそうだけど)、サークルに入る人は少ないかもしれません。
しかし、HOPS生の中には課外活動に参加している学生も沢山います。
その中でも、今回ご紹介するHALCCは、HOPSの学生が中心となって立ち上げられた学生団体です。
HALCCは、”Hokkaido Academic Local Creation Conference”の略。
HOPSの学生を中心に、学部生や他の大学院生が集まり、学生目線で地方創生に取り組んでいます。
昨年もHALCCについての記事をアップしていますので、ご覧頂ければ幸いです。
毎年、活動場所としてお世話になっているのが、北海道津別町。
場所は、北見市の隣にある道東オホーツク地方の町です。
木材加工業や農業が盛んな、自然あふれる素敵な町だと感じています。
さて、4年目に突入したHALCCですが、先月末に今年度初めての津別訪問を実施致しました。
今回は、その様子を追います!!!
朝、寝ぼけた学生が札幌駅に集められる。
目指すは、道東の津別町だ。
バスで片道5時間ほどの、長い旅路である。
5時間後、津別の隣町である美幌に到着。
ハイエースで出迎えて下さった津別町役場の職員さん2人に連れられ、津別町に向かった。
最初の目的地はTSKOOL。
TSKOOLは、津別町で木材加工や家具製造を行う山上木工が、旧活汲小学校の廃校舎をリノベーションしてオープンした施設だ。
リノベーションされた校舎は非常にオシャレで、外壁や内装も美しい。
内部はショールームになっており、山上木工が製造した椅子や机などの家具が所狭しと並んでいる。
専務によれば、山上木工では手作りの「クラフト」と機械製造の「プロダクト」双方の良さを取り入れた製品づくりを目指しているという。
大まかな形は最新の製造機械を用いて成形し、最後は職人の手で仕上げを行なっているそうだ。
並べられた椅子はどれも美しく、そして座りやすいのが印象的だった。
人によって形の合う椅子が異なるため、オーダー製造も行なっているとのこと。
日本中で人気を集めている他、ふるさと納税の返礼品にもなっている。
詳しくはこちらへ
非常に洗礼された施設のように思えるが、まだ拡張する展望があるそう。
ショールームだけでなく、本格的な製作体験を行なえる施設のオープンを目指していると話す。
行政だけでなく、地域の企業が事業を展開していくことが、まちづくりには必要不可欠だ。
山上木工は、経産省からも賞を授与されたことのある注目企業。
今後も、津別町で様々な事業を展開していって欲しい。
TSKOOLをあとにしたHALCC一行は、宿舎へ荷物を置きに立ち寄る。
宿舎はスポーツ交流館という町の宿泊研修施設だ。
空き家を活用しているようですが、あまりの広さと忍者屋敷のような複雑さに一同は驚きを隠せない。
しばらくスポーツ交流館で休んだ後、この日の締めを飾る懇親会に参加する。
日本ミートという毎回お世話になる焼肉屋で、津別町役場の地方創生推進グループや、津別高校、今年4月からスタートした津別町まちづくり会社の皆さんと交流を深めることとなった。
毎回、こうやって学生を快く受け入れて下さる津別町の皆さんの暖かさには感謝しかない。
学生としても、この恩に応えられるように頑張っていきたいものだ。
日本ミートをあとにした我々は、宿舎に戻ってそのまま二次会に突入。
津別訪問は、まだまだ続く。
HALCCは、大学では学べないことに沢山出会える団体です。
授業やゼミ以外で公共政策、地域おこしに向き合えます。
HOPSでは、授業以外でもこのような活動のフィールドがあるのです。
学部から直接入学した学生だけでなく、留学生や社会人学生も参加しているので、興味があれば大丈夫。
明日以降もHALCCの訪問記事は続きますので、お楽しみに♪
翌日
文責:14期 和泉優大