北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

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【講義紹介】社会資本政策事例研究

今日はHOPSの二次募集試験日でした.試験とは往々にして非情なものではありますが,多くの人に良い結果が訪れることを願っています.

 

 講義紹介は社会資本政策事例研究についてです.

 

社会資本政策事例研究

キーワード

社会資本政策,まちづくり,道路行政,空港政策,港湾政策,都市行政,交通観光政策,環境政策,社会経済分析

 

授業目標

まちづくり,道路,空港,港湾,都市,交通観光,環境等様々な社会資本政策に係わる最新の事例を最前線の講師陣から説明を受け,社会資本政策に係わる諸制度,多様なステークホルダー及びその解決法策事例を通して学習する.そして,それまでの授業を通して身につけた理論,分析方法を踏まえ,さらなる改善に向けた施策の立案を目指し,講師と議論を行い,政策立案能力のレベルアップを図るとともに,さらなる知識,学習の必要性について学ぶ.

 

 平成30年度(2018) 講義要領より引用

 

今年度のテーマと講師は以下の通りです.

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題目を見る限り,他よりも多少イメージしやすいですね.

 

北海道開発局という言葉がたくさん出てきますね.

北海道開発局

国土交通省の地方支分部局として設置.北海道総合開発計画推進のため,北海道における河川,道路,港湾,空港,農業基盤,漁港といった国の基幹的な社会資本の整備・管理を行うほか,都市・住宅行政に係る地方公共団体への支援,建設業・不動産業等への指導・監督,官庁営繕などを行う総合行政機関である.

 

またHOPSに入ると”コンパクトシティ”という言葉をやたらと聞くこととなります.

コンパクトシティ

都市的土地利用の郊外への拡大を抑制すると同時に中心市街地の活性化を図り,生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能となる都市のこと.これらを進める都市計画をコンパクトシティ計画という.人口減少下の地域では,コンパクトシティ化による資本の集約と効率的な運用が必要であるとされている.

 

人口減少と地方財源のの限界の下では,今までのような都市拡大型の計画はできません.コンパクトシティは時代の中から必然的に生まれる考えでしょう.

ただ,HOPSではよくテーマにるコンパクトシティも,ハッキリ言って外で話題になることはあまりない気がします.考え方を多くの方に認知してもらう,というのも大きな課題かもしれません.

 

文責:HOPS14期 下平徹