今日の院生紹介は,初の社会人です!
北海道恵庭市で,家族を大切に一生懸命働くカッコイイパパです.
【期数 コース 名前】
14期,公共経営,中山真(なかやままこと)
【出身地】
(ふるさと納税や市の名前のネーミングライツを検討したこと等地方自治体では有名)
【出身大学 学部】
北海道大学教育学部を卒業しましたが、学部生時代はあまり学校に行っておらず、みんなの前では北海道大学野球部を卒業したと言っています。もしくは、すすきの学部卒業ですかね。詳細は別の機会で話します。
【現在の職場】
恵庭市企画振興部企画課主査
【現在にいたるまで・なぜHOPSで学ぶことにしたか】
大学を卒業するか迷っていた時に、親友が恵庭市出身であり、恵庭市の採用試験を受けないか打診してくれました。まさか受かるわけがないと思ったところまさかの合格。何となく北海道に残りたいと思っていたところ、恵庭市に永久就職が決定。
平成14年に恵庭市に奉職し、税務課、教育委員会、財政課、労働組合専従を経て、現在企画課にいます。財政課、労働組合専従、企画課で主に自治体経営の現場におり、目の前のことに追われる毎日でしたが、当時公共政策大学院の特任教授であった小磯修二先生から、「中山さん、HOPSで学んでみないかい!?」と声をかけてもらい、受験を決意。この機会を逃すと、恵庭市の良さに気づけないのではないかと思い、HOPSの扉をたたくことにしました。
現在、恵庭市企画課で、地方創生、総合計画、政策予算、広域連携、高等教育機関連携、ふるさと納税、行政改革、行政評価やらを優秀なスタッフたちと行っています。
この企画課の仕事、まさに公共政策なのです。仕事として毎日メール処理や委員会などに追われて、本質を見失いがちなんですが、大学院に来るとその喧噪から離れ、頭を整理することができます。また、担当している業務の歴史的な背景や他市町村の事例に触れることができ、このケース恵庭市ではどうだっただろう、などと考えながら仕事に生かすことができます。
【仕事との両立】
人生100年時代やらリカレント教育が叫ばれています。仕事と大学院生活の両立は、職場の理解なくしてできるものではありません。なにせ公共政策大学院の授業は平日の昼間にあるのですから。それでも、1年間、前期、後期4コマずつ履修できたのは、職場の上司が理解のある人で、スタッフ達にも迷惑がかかっていたのに嫌な顔一つせずにHOPSに送り出してくれました。企画課の仕事がHOPSで学べることと近く、職場にフィードバックできることも一つの要因であろうと思います。
タイトルは仕事との両立としましたが、実は、私、中2の娘と小6の息子がいまして、妻も仕事をしており、お互いの両親も遠方なため、これまで子育てに積極的だった(つもり)ですが、子育てが全くできなくなりました。仕事と子育てと大学院生を同時並行的にやっていくのは大変です。子どもたちも自分たちでご飯を食べたり、通学したりできるようになってきたことが、大学院への通学を後押ししてくれたように感じます。
あとは、自慢じゃないですが、恵庭市は地の利が良い。というのも、12時15分に午前の仕事を終えたその足で北大に向かってもぎりぎり3限(13時から)の授業にほぼ間に合ってしまいます。恵庭から札幌まで快速で24分。札幌市の遠くよりも実は恵庭のほうが時間的には近いといったこともHOPSへ向かわせてくれた一因です。
社会人学生の中には、有給休暇をぎりぎりまでとりながら通っている学生もいるのですが、私の場合は、上司が土日に仕事した分を振替えさせてくれているので、振替休暇で通っている感じです。これも子育てから遠ざけた原因かもしれませんが。
でも、一応、小学校のPTAの役員もしたり、町内会の役員もしたりもしています。
また、恵庭市役所にボランティアサークル「シボラ」があり、その代表もやっています。主に、恵庭のイベントのお手伝いを行っています。
【一番のネック】
授業料です。もう少し安くならないものだろうか。
【HOPSの良いところ】
学部生、社会人学生、留学生がバランスよくおり、多様性に出会えることです。また、文理融合なので、都市計画や建築などと自治を融合し、まさに公共政策を学べることです。さらに、社会人学生も多種多様で、仕事の付き合いもある人が多いです。仕事の幅が広がることも間違いありません。
【おすすめの講義とその理由】
もちろん都市技術政策論です。なぜなら最終発表が恵庭市で政策提言を行うからです。都市計画を学べ、恵庭に足を運び副市長や幹部職員に政策提言を行える。こんな機会を逃す手はありません。是非、高野教授の授業を受けましょう。
【HOPSを考えている人に一言】
特に社会人の方へ。多様な人が待っています。思い切って足を踏み出してみてください。おそらくかけがえのない経験になり、今後の人生に役立ちます。
文責:HOPS14期 中山真