お久しぶりです。
下平君に変わりまして、今回はHOPS1年の和泉優大が担当します。
下平君がブログを開始してしばらく経ちますが、彼は最初の約束通り毎日更新してくれています。
ブログって、毎日続けるのは意外と難しいものです。
それにも関わらず、毎日更新を続けられているのは尊敬に値します。
ただのアホだと思っていましたが、実はすごい奴なんだと感心しています(アホであるのは確かだけど)。
さて、今回のテーマですが、私はアイルランドでこのブログを書いています。
なんでお前アイルランドにいるの??
そう思う方も多いでしょう。
説明をしますと、現在、私はHOPSの国際フェロープログラムという留学制度を活用し、アイルランド国立大学ダブリン校に派遣されています。
国際フェロープログラムとは、HOPSのキーワードである「グローカル」を支えるものとして、グローバル化時代に対応した人材養成を推進するために行われている、HOPS独自のプログラムです。
決められた期間に海外の国に渡航し、現地でのプログラムに参加することで単位が認定されます。
プログラムにはいくつか種類があり、台湾、パリ、インド、ネパール、マケドニア、そしてアイルランドと様々な行き先が用意されています。
行き先だけでなく、それぞれで期間や内容などが全く異なります。
期間については、一番短いもので台湾の5日間、一番長いものは今僕が派遣されているアイルランドの10週間になります。
内容は、それぞれ説明するだけで膨大な量になってしまうので、詳しくはHOPS公式サイトのこちらをご覧下さい。
応募方法や体験談なども詳しく掲載されています。
派遣者は、決められた期間に志望理由書やプログラムによっては英語の成績証明書(必要ないものもありますよ!)を提出し、書類選考や面接などで決定されます。
派遣者として決まると、なんと給付型の奨学金まで支給されます!
これはかなりありがたい。
少ない持ち出しで海外での体験を味わうことができるのですから。
さらに、たとえプログラムの参加実績があったとしても、違うプログラムであれば何度でも参加することができます。(2019年1月現在)
場所が違ったとしても何回も派遣するのはダメとなっている留学制度もありますが、HOPSはそんなことはありません。
やる気さえあれば、2年間で多くの海外経験を積むことができます。
実際、僕もインド、台湾のプログラムに参加しており、今回で3度目の派遣になります。
こんなアホを何度も海外へ送り出してくれるHOPSの諸先生方と事務方の皆様には感謝してもしきれません…。
では、そんな僕のアイルランドでのプログラムについて軽く説明しましょう。
アイルランドへの派遣プログラムであるシャムロックプログラムは、派遣期間が10週間に及ぶ国際フェローの中でも最長のプログラムです。
期間中は、アイルランド国立大学ダブリン校(通称UCD)で、冬季語学研修プログラムを受講することになります。
午前中は英語の授業ですが、午後はフリー。
時々開かれるsocial programに参加しても良し、ダブリン市内を観光しても良し、帰って寝ても良しとかなり自由かつ自分次第で得られるものが全く違うものになるプログラムになっています。
アイルランド滞在中は、ホームステイをすることになります。
ホストファミリーの家で寝食を共にし、毎日学校へ通います。
アイルランドの公用語は英語とアイルランド(ゲール)語というアイルランド固有の言語になっていますが、英語が広く用いられています。
そのため、授業だけでなくホストファミリーとの会話も全て英語です。
家にいても日々勉強なのです。
ちなみにアイルランドには日本からの直行便は飛んでいません。
最短はロンドン経由の14時間程度ですが、金のない僕はエティハド航空でアブダビ経由の航路です。
成田ーアブダビ11時間 トランジットわずか1時間 アブダビーダブリン8時間
あのですね、正直地獄でしたよこれ。
もうね、死ぬかと思ったよ。
しかも通路側の席じゃないから何度も立てないし。
水曜どうでしょうで大泉洋がずっと深夜バスに文句を垂れ続けていましたが、今なら彼の気持ちがわかります。
正直、しんどい。
早くどこでもドアが開発されると良いのですが。
ダブリン到着後は、タクシーでホストファミリーの家に向かいます。
アイルランドは緯度が札幌よりも高い位置にありますが、極寒の地という訳ではなく、この時期でも氷点下を下回ることはほぼありません。
ただ、風がめちゃくちゃ強いし、いつも曇っている。
しかも天気が変わりやすく、突然雨が降ってくることもしばしば。
だから札幌よりも寒く感じます。
初日から虹が架かっておりました。
ホストファミリーはとても優しく、朝食後には大学までの道のりと市内を車で案内してくれました。
ホストファミリーのツアーの後は、大学内の散策です。
UCDはキャンパスがかなり広く、迷ってしまいそうになります。広いキャンパスはいいですね。
ただ、北大にいるとあまり広いからといって感動することもありませんが。
しかし、大学内には食堂や購買だけでなく、スーパーや薬局、映画館やラジオ局、なんとバーまであります。
すげえな、UCD。
では、長くなってしまいそうなので、今回はこの辺にしておきましょうか。
今後も、時々こうやってアイルランドでのプログラム期間に経験したことを書いていこうと考えています。
こちらに来て、もう1週間以上が経ちますが、毎日が新しい発見の日々です。
10週間以上ということで不安な気持ちもありましたが、本当に来て良かったと思っています。
HOPSは公共政策大学院の中でも、やる気さえあれば色々なことにチャレンジできるところだと思っています。
市町村はもちろん、海外にも派遣して学ぶ機会を与えてくれる。
本当にありがたいことです。
留学は英語に自信がないから無理。
海外なんて行ったことない。
そんな人にこそ挑戦してほしい。
僕も英語はTOEICのスコアはあっても、お察しレベルです。
海外だって、インドのプログラムが初めての海外経験でした。
何事も挑戦です。
「できない理由を探さない」
これは、僕が大学院に入る前に決めた目標です。
意外と、やってみればなんとかなるもの。
ここに入ろうと考えている人たちには、やらない理由を並べて無駄な1日を過ごすよりも、失敗覚悟で毎日を実りあるものにしてほしいと考えています。
もし、これを読んでいる人の中に、少しでも興味がある人がいれば、ぜひHOPSに入学して国際フェロープログラムに挑戦してみて下さい。
皆さんの活躍をお祈りしています。
文責:HOPS14期 和泉優大