こんにちは!
お馴染みですが、18期広報のK・Nです。
季節は巡り、春HOPSに入学したかと思えば早立冬となりましたが、なおまだ北大構内の銀杏並木は綺麗ですので、ぜひみなさん一度ご覧ください。
筆者撮影:2022年11月1日
さて、黄金色に染まった木々を見ながら通学する平和な日々とは裏腹に、世界に目を向ければ、国家間の戦争や紛争により多くの人が犠牲になっているという現実があります。しかも、今年2022年2月24日に発生したロシアのウクライナ侵攻により、連日目を覆うようなニュースが流れてきます。
本日、紹介する本はこちら。
多湖淳(2020)『戦争とは何か - 国際政治学の挑戦』、中公新書
この本は、「戦争とは外交の失敗である」という認識のもとに論理が展開されます。
戦争を定量的にカウントするデータセットやゲーム理論を駆使しており、経済学に近いアプローチが採用されている点が特徴的です。
ロシアのウクライナ侵攻によって、各国は安全保障のあり方を見直しております。
しかし、我々市民レベルで戦争や安全保障、あるいはそれを規定する政策や憲法について、どれほど理解を深めているでしょうか。どうすれば戦争のない社会を構築し、それを維持し続けることができるのでしょうか。
これらの命題について、考えるきっかけになれば幸いです。
なお、ここ北海道大学には安全保障をこの本と似たようなアプローチで研究している先生が二人ほどいらっしゃるので(本の謝辞でも紹介されております)、興味を持った方がいましたら、ぜひHOPSの門を叩いてみてください。
文責:18期広報K・N