北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

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【読書会】第2回 青空読書会!

こんにちは!HOPS 17期の岩城です!

 

気温も高くなってきて暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?

さて、今回は第2回HOPS読書会の活動報告になります。

 

(第2回読書会の様子)

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今回は2回目にして、なんと青空読書会となりました笑

天気も良く、とても気持ち良い空間で議論ができました。

決して主催者が部屋を取り忘れたからとかではありません(汗)

 

第2回読書会の内容

 

読書会は以下のような流れで進みました。

13:00~ チェックイン
13:15~ 第2章(農業と農村)について
14:00~ 休憩&社会調査法の悩み相談
14:30~ 第3章(都市を考える)について
15:10~ チェックアウト

 

チェックインでは、この2週間取り組んだことについて雑談ベースで話し合いました。

初めて参加する学生もいたので、自己紹介も何人かしてもらいました。

ちなみに私の2週間は、「個人のブログとHOPSのブログを更新した」という本業のブロガーらしい回答でした。(勉強しろ!)

 

議論の内容についてはあとで詳しく書きたいと思います。

 

休憩の時には社会調査法の話をしました。

社会調査法とは、後期の政策討議とセットで受けるHOPSの名物授業です。

不届きな学生である私は受講していませんが、社会調査法は色々大変なようで、、、

休憩時間を少しオーバーして話してしまいました。

 

最後にチェックアウトをして終了です。

次の読書会までに取り組みたいことや、夏休みにやりたいことを宣言しました。

 

本の議論について

今回は『社会的共通資本』の第2章(農業と農村)と第3章(都市を考える)について議論を交わしました。

 

第2章では以下の2つが大きな議題となりました。

・農村出身者の人間性について

・農業の大規模化の是非について

  

・農村出身者の人間性について

 

著者の宇沢弘文さんは個人的な体験から、農村出身者の人間性や洞察力を高く評価していました。

そして農業の価値を単なる産業的な視点に留まらず、人材育成の側面からも注目していました。 

私たちは自分の周りに農村出身者がいないか?農業体験があるか、などの視点からこの意見を考察し議論しました。

残念なことに農村出身者はおらず、具体例を用いて都会出身者と比較することはできませんでしたが、農業従事者の特性など面白い議論ができました。

 

・農業の大規模化の是非について

 

宇沢弘文さんは「農業」の価値を単なる資本主義的な産業の1つとしてではなく、従事者の人間性など他の点にも価値を見出していました。

しかし現実は難しく、土地の少ない日本では農地を集約してもっと効率的な農業をすべきという意見や、農地を工場に変えて産業国として成長すべきという意見があります。

農業は今後どのように展開されるべきか?について話し合いました。

宇沢弘文さんは「農業がもたらす人間性」に価値を見出しているため、今のような個人経営のままが良いという意見だと思います。

農業にどのような価値を求めるのか?で大規模化や工業化など様々な意見が出ました。

 

第3章(都市を考える)では自動車社会やスマートシティについて議論しました。

 

宇沢弘文さんは人間を第一に考えた街づくりを重視し、自動車については否定的な意見の持ち主でした。

そこから自動車の使わない街づくりの例として、「スマートシティ」の話に派生しました。

スマートシティとは何か?どのように構想されているのか?議論しました。

参加者の一人が「スマートシティ」に関する授業の資料を持ってきてくれて、大変勉強になりました。

  

まとめ

 

今回は第2回HOPS読書会についての報告でした。

前回よりも本の議論に時間を使うことができ、とても勉強になる時間でした。

しかし、まだまだ2回目なので、改善点はあります。

次回までに改善したいこと・やってみたいことは次の3つです。

 

・議事録を作成したい

・アフタートーク会をしたい

・先輩、社会人学生にも参加して欲しい

 

・議事録を作成したい

次回は議事録の作成の挑戦したいと思います。

各々、読書会の最中にはメモをとっているのですが、議論全体を振り返ることができる記録を取れていませんでした。

読書会の内容についてもこのブログで共有したいと思っているので、次回は議事録を作成し、公開したいと思います。

 

・アフタートーク会をしたい

次回は読書会終わりに、みんなでカフェでも行きたいと考えています。

 というのも、読書会ではチェックインや休憩中に悩み相談をすることがあるのですが、解決されずに終わってしまうことが多いです。

他にも、議論の中で出た内容について個人的に聞きたいことなど、読書会以外で話したいこともあるのですが、ここ2回は話せずに終わってしまいました。

みなさんも同じようなことを思っているのでは?と思い、企画の側からアフタートーク会を提案してみたいと思います。

本の話以外でも、色々なことをざっくばらんにお話ししたいです。

 

 

・先輩、社会人学生にも参加して欲しい

 今回は前回とは違う学生が2人参加してくれました。

そのうち1人は中国からの留学生でした。

留学生が1人参加してくれるだけで、日本との比較ができ、議論の幅が広がりました、

今回は農村のイメージに関して日中で比較した時は、とても違いがあって驚きました。

 

今回の読書会では新しい人が参加してくれると、議論に新しい視点が加わることがわかりました。

なので次回は先輩や社会人学生にも参加していただきたいと思っています。

ただいま17期の社会人学生に声をかけているところです。

これを見ているHOPSの先輩や社会人学生で参加希望の方がいらっしゃいましたら、私までご連絡ください!

 

 

次回の読書会は、来週から期末試験の期間に入るということで、約1ヶ月後の8/21(土)に決まりました。

しばらく間は空きますが、その間も読書会に向けてしっかり準備したいと思います。

今後もHOPS読書会をよろしくお願いいたします。

 

それではー!!