北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

北海道大学公共政策大学院(HOPS)の院生が運営するブログ

【読書会】HOPS 読書会開催!

みなさま、初めまして! HOPS 17期の岩城と申します。

 

この春からHOPSに入学し、院生協議会にも参加させて頂きました。

今後もブログにてお会いするかと思います。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さて、今回はHOPS読書会の活動報告になります。

 

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HOPS読書会とは17期の学生が主体となって企画・運営をした学生同士の学びの場になります。

 

実は企画者の1人は私でして... 同期のYさんと共同で開催した企画となります。

 

今回はHOPS読書会の内容や開催した目的についてご紹介したいと思います!

 

HOPS読書会の目的

 

私とYさんは、 HOPS読書会を開催するにあたって、2つの目的を決めました。

 

・議論を通じて人となりを知る

・名前は知っているけど、読んだことのない本を読む機会にしたい

 

・議論を通じて人となりを知る

 

私とYさんが初めに一致した目的は、「議論を通じて人となりを知る」でした。

 

私たちはコロナ禍で学生同士の交流の場が失われていることを危惧していました。

 

コロナウイルスの影響でHOPSの自習室を使うことは難しく、ミーティングルームも以前のように自由に使うことはできませんでした。

 

自習室に来る人も少なくなっており、学生同士の学びの場がありませんでした。

 

 

私はHOPSに入学する前に先輩から、「ミーティングルームでみんなで新聞を読むなどの機会があった」と聞いていました。

 

私たちは以前のような学生主体の学びの場が失われていることを問題とし、読書会という形で学びの場を提供したいと思いました。

 

 

・名前は知っているけど、読んだことのない本を読む機会にしたい

 

これは読書会の文献を決める時に出てきた目的でした。

 

2人とも、「HOPS学生のためになる本を題材にしたい!」という想いはあったものの、具体的に題材を決めるまでには至りませんでした。

 

色々候補を出す中で、古典の話になり、「名前は知っているけど、読んだことのない本」を読んでみたいという話になりました。

 

有名な作品は中身がなんとなく知れ渡っているので、実は読んだことがないという人も多いのではないでしょうか?

 

せっかく読書会を開催するなら...いうことで、「名前は知っているけど、読んだことのない本」を題材にしようと決めました。

 

 

読書会の内容

 

読書会は以下のような内容で開催されました。

 

題材:『社会的共通資本/宇沢弘文

時間:2h

参加者:6人(第一回)

内容:1. 参加者の自己紹介

   2. 大学院で悩んでいること

   3. 本の内容についての議論

 

初開催の企画に、6人もの人が集まってくれたことを大変嬉しく思います。

 

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読書会の題材については、『社会的共通資本/宇沢弘文』を選びました。

 

古典を選ぶという案もありましたが、より多くの人に参加して欲しいという思いから、最初から難しすぎる本を選ぶのは最初はやめました。

 

『社会的共通資本』は2章以降、色々な分野を扱っており、興味のある分野だけでも参加して欲しいと思い、この本に決めました。

 

ちなみにこの本の作者である「宇沢弘文」さんはとても有名な経済学者で、ノーベル経済学書を受賞したことがある、ジョセフ・E・スティグリッツシカゴ大学にいたときに、彼の指導を受けたことがあるとか...

  

読書会は参加者の自己紹介と大学院での悩みの共有をした後に、本の議論に入っていきました。

 

自己紹介では、同期とはいえど対面では初めて会う方もいて、新鮮な感じでした。

 

大学院での悩みは、参加者各自にそれぞれ悩みがあり、改めて多様性がある大学院だと感じました。

 

 

本の内容について、今回は「みなさんが重要だと思う社会的共通資本とは何か?」について議論しました。

 

「社会的共通資本」とは、本のタイトルにもある言葉で、

 

“1つの国ないし特定の地域に住む人々すべての人々が豊かな経済生活を営み、優れた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置”  『社会的共通資本 序章』

 

です。

 

参加者が各々の興味・関心のある分野の社会的共通資本について話し合い、それがなぜ必要なのか?どのような側面から必要なのか?について議論しました。

 

今後は本の内容が具体的な分野に入っていくので、各分野の社会的共通資本に対する考えを深めていきたいです。

 

 

まとめ(今後の展望)

 

今回は初めてHOPS読書会を行いました。

 

初めての取り組みにしては上出来だと思いますが、改善の余地はまだまだあります。

 

私が主催者として、今後、読書会でやってみたいことは以下の通りです。

 

・もっと色々な学生に参加してもらいたい

・社会人学生にも参加して欲しい

・教授も交えて議論したい

 

これらが実現できるように、読書会をもっと充実した学び場にしていきたいです。。

 

 

今回の読書会のように、HOPSでは学生が自由に学びの場を作ることができます。

 

実際に私も入学してまだ3ヶ月ですが、このような読書会を開催することができています。

 

読書会を開催するにあたって、休日に読書会の場所を設けてもらうなど、学校からも支援をしてもらうことができました。

 

協力していただいた先生方、本当にありがとうございます。

 

みなさんも、ぜひHOPSに入学した際には、学部時代ではできなかった学びを体験してほしいです。

 

 

最後にお知らせです。

 

HOPSでは学部生に向けて入学説明会を行っています。

 

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説明会では、

・HOPSについて、

・HOPSで学べること

などを知ることができます。

 

現役の院生も参加するので、大学院生活についてなんでも聞くことができます!

 

 

私個人としては、大学3年生以下の学生にも参加してほしいと思っています。

 

私は大学4年生の時に初めて大学院進学を意識しましたが、

大学1,2年生の時に知っていれば、もっと進路の幅が広がったと思っているからです。

 

来春に進学する学生だけでなく、学部1,2年生の参加も可能ですので、

少しでも興味のある方は参加してみてください!

 

それではー!!