皆様、初めまして。
HOPS院生協議会幹事長を務めている2年の北野瑛祐です。
幹事長という役職を拝命して半年以上、、、「ブログ書きたいね!」と会内で話して新体制がスタートしてから相当な月日が経ちました。反省しなければなりません。
この4月に入学した17期はブログへの気運が高い様子なので、期待したいと思います。
最後の更新を見ると・・・昨年7月でしたね。去る3月に修了され、無事HOPSから社会へ飛び立った城間さんでした。15期の皆さんお元気でしょうかね・・・
さて、17期が更新してくれる前に、(一応)幹事長という役職である私が更新しないのは無責任だと思いまして、キーボードを叩いております。
文章力に自信もないですし、大した面白いエピソードを持ち合わせているわけでもなく、私自身至って普通(と自負している)人間なので、期待はしないでください。
シリーズ化したい院生紹介、私北野からスタートしたいと思います。
今後HOPSへの進学を考えている皆様に少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに前回更新の城間さんの紹介のフォーマットをほぼパクってます。あしからず。
【期・コース】
16期、公共経営コース所属です。
周りに院進した人はほぼいなく、高校卒業と同時に働いている同級生はもう社会人6年目になりますね。
同級生とご飯に行くとよく奢ってくれます・・・本当に感謝です。奢り返さなければなりません。
【出身地・学部】
生まれも育ちも北海道で、道民24年目になります。
道東はオホーツクにある遠軽町(えんがる、と読みます)という人口2万人を切った町の出身で、簡単に言えば田舎者ってやつです。
初めて札幌に出てきた時は、札幌駅の中にいる人だけで遠軽町の人口超えてるだろって思いましたし笑、大通公園のお祭りに行った際は人の多さで若干パニックになって顔が青ざめ、一緒にいった友人に心配されたことがあります。
今ではもういい思い出です。心配かけてすまん。
学部は北大ではなく、隣の小樽市にある小樽商科大学商学部企業法学科というところを卒業しました。
当初は北大の大自然の中で勉強することを志望したのですが、ブロックされたため、隣の市に流れた人間です。
学部では法律の中でも行政法を専攻しておりました。
行政ってなんぞや?となるかと思いますが、これと言った定義はなく、諸説あるなかで簡単に言えば
「全ての国家のはたらき(立法・司法・行政)から、立法と司法を除いたもの」
とされるのが有力説だとされています。わかりにくいですね。
その中でも卒業論文は教育行政をテーマに執筆しました。なおさらわかりにくいですね。この辺りにしておきます。
一度は北大側からブロックされたものの、今ではこうして北大で勉強しているので、人生って何があるかわからないですね。
【趣味など】
幼少期から何かしらスポーツをしていた影響もあり、スポーツ全般見るのも自分でするのも好きです。
まずは家族の影響で4歳から柔道を始め、小4までやっておりました。
次に小3からスラムダンクという漫画の影響でバスケットを始め、大学でもプレイヤーとして部活に所属しておりました。なのでかれこれ13年くらいの競技歴になりますかね。
大学院に進学してからはコロナの影響もあってなかなかやる機会はないのですが、たまーに地元に帰った際は社会人チームの練習に参加しております。その度に筋肉痛に悩まされておりますが。
また、地元にいた頃は冬にスキーを毎年やっていたのですが、大学進学で地元を出てから一回もスキーに乗れていないので、今年こそスキーに行ってウィンタースポーツを堪能したいところ・・・!
その他で言えば読書や映画・アニメを見るのも好きですし、お酒を飲むことも好きですね。
HOPS生や先生方はお酒を飲むことが好きな人が多く、コロナが落ち着いたらビアガに行きたいと切に願っております。
【なぜHOPSに進学したか】
文系なのに大学院って・・・と思われる方も多いと思います。
自分もそう思ってましたし、就活では必ず聞かれる質問でした。
17期でこれから就活を迎えるみんなはしっかりと考え、自分の言葉で説明できるようになることを推奨します。
大学進学した当初から、なぜか?なんとなく?ですが院まで行って勉強したいなと考えておりました。
法曹の世界であれ、研究の世界であれ・・・、なんであれ。
そもそもずっと将来は「大学で学んだことを活かせられる職に就きたい」と考えておりました。
学部時代に就活もしましたし、そのまま社会人になることも考えていましたが、
・学部時代は座学ばかりで、フィールドワークや実践的な学びをしていない。→ポテンシャル採用とはいえ、このまま社会に出て自分大丈夫なの?
・本当に学んだことを活かせられる職に就けるのか?
・大学に進学したのって就職予備校みたいな(大学の名前を使うような)感じになっちゃいやしませんかね?
という3点がモヤモヤと引っかかっており、その際に当時所属していたゼミの先生に相談したところ、HOPSを紹介していただきました。
HOPSについて調べていくと、
・フィールドワークや実践的な講義が豊富
・研究科ではないため、良くも悪くも広く学べるのでは?(知的好奇心を満たせる)
・文理融合ってかっこよくね?(多少理系にも興味があった)
・政策とか学ぶことってなかなかないのでは?
といった点に魅力を惹かれ、進学を志た次第であります。
【実際に入学してみて】
昨年度はコロナウイルスによる影響により、入学式もなく、講義も全面オンラインでのスタートとなりました。
6月くらいから徐々に緩和され、HOPSで先輩やら同期やらと交流する機会も増え、対面で学ぶことが増えてきたという流れでしたね。その中で感じたことを紹介します。
感想:
・いろんな人がいる
HOPSは学部卒生、留学生、社会人がほぼ1:1:1という割合です。間違いなくコミュニティの幅は広がったと感じておりますし、バッググラウンド多種多様な人と接することで、自分としても今まで以上に色んなことに目を向けることになりました。
・発表の機会が多い
学部時代は座学中心で、人の前に立って発表する機会なんてゼミという少人数で1年に1回あるかどうかでした。
それがHOPSに来た途端、1年で何回パワポ資料を作って発表したことか。。
今までは(今でも?)プレゼン発表は苦手な方ですが、多少なりとも慣れてきましたし、積極的に質疑応答に参加する、積極的に発言する、といった力は養えてきたのかな?と感じております。
入学して数ヶ月でド文系の私が宇宙政策を学び、北海道の宇宙政策について政策提言を行う、という発表はとても難しかったのですが、いい経験となりました。
・フィールドワーク、実践的な講義について
コロナ禍でなかなかフィールドワークには行けませんでしたが、規制が緩和した際に数回行くことができました。そのうちいくつか紹介します。
○講義関連
HOPSの目玉講義の1つである「社会調査法・政策討議演習」という講義の一環で、調査・ヒアリングを行うべく当該自治体の現地に赴きました。
この講義は1年をかけてとある自治体の課題に対して政策提言を行うという講義で、現地調査の他にも文献を読み漁ったり、新たな施策を考えたり・・・となかなかタフなものでしたが、最後に先方に発表し、フィードバックを得た際はなんとも言えない達成感を得たのも今でも覚えております。
この講義を設けるのに携わった先生と直接お話をした際にお伺いしたのですが、やっている内容はコンサルティング業務とほぼ変わらないとのこと。
それだけ実践的な講義を履修できる大学院はなかなかないのではないのでしょうか。
○その他
「グローカルフェローシップ」というプログラムの一環で、白老町にできた民族共生象徴空間、通称ウポポイに行って白老町長の戸田様から直接話をお伺いすることができました。
アイヌ民族の伝統芸能を見たり、現地の学芸員の方に説明していただいたり、とても有意義な時間でした。
他にも余市町でワインの元となるブドウの収穫体験を行った同期もいますし(私は参加しませんでした・・・)、この夏休みには集中講義で富良野市に行って自然塾を体験する予定です。
また、留学プログラムは無くなってしまったのですが、台湾の学生とコロナ対策について紹介し合い、交流する機会もありました。
コロナ禍でも学ぶ機会を失わないように、と尽力していただいた先生方・院長室の方には感謝の思いでいっぱいです。
・先生方、学生間と距離が近い
我々HOPS生が勉学に励んでいる文系共用棟(通称HOPS棟)は、1階部分にミーティングルームと自習室があり、自習室に各学生に机が用意されています。
そのHOPS棟の2階にHOPS専任の先生方や院長室があり、何かあればすぐに相談できる環境となっています。
かく言う私も先生方と色々話す機会があり、就活の際にはOB・OGを紹介してくださったりなど、大変お世話になっております。
学生間で言えば、HOPS生は各々が研究室に配属され、その研究室で勉強や研究に勤しむ、というわけではありません。ここが研究科とは違うところです。
そのため、横の繋がりができやすく、同期間とも話しやすい環境にあります。
換気を強化するために各自習室のドアを開放することが増えており、ますます話しやすくなってHOPS棟は賑わって来ております。
幹事長としては大変喜ばしいことです。
コロナ禍以前はミーティングルームで夜な夜なお酒を酌み交わしつつ、諸問題について議論していたと先輩から聞き、とても羨ましく思っています・・・そんな世界線が早く来て欲しいものです。
【今後について】
現在2年の私は、(予定通り単位を取得できれば)来春で修了となります。
そのためには、リサーチペーパー(修士論文に相当、通称リサペ)の提出が必須です。
まだ本格的に執筆を始めてはいませんが、それに向けて色々な本を読んでいます。
現状、リサペでは圏域マネジメントや地域医療といった近い将来日本が抱えるであろう問題を題材にしようと考えています。
同期に聞くと国土強靭化とか地方創生、多文化共生など、みんな幅広いテーマで書くようです。今年もリサペ発表会が楽しみです。
また、社会人学生の方が携わっているお仕事のプロジェクトに協力をさせて頂けることにもなっており、そちらで実務上のことを学べる機会もあり、楽しみにしております。
実は私北野、修了後は生まれ育った愛する北海道を離れることが決まっております・・・。
社会情勢に左右されますが、せっかくなので北海道の色々なところを巡りたいとも思っています。
函館や釧路で海の幸を堪能し、温泉を巡って体を休めるなど、北海道の魅力は尽きません。
コロナが落ち着いたら実行しようと思い、計画中です。
幹事長としての役割もあと2ヶ月足らずで終わりなので、院生協議会が今後も続いていくように後輩にレガシーを引き継いでいくのも今後やるべきことなのかなと。。
【HOPS進学を考えている人へ】
HOPSを一言で表すならば「多様性」かな、と考えてます。
各学生の興味関心・バッググラウンド、HOPSで学べること、先生方の研究分野などなど・・・、知的好奇心旺盛な方にはぴったりな大学院だと思います。
幅広い分野を学ぶこともできますし、もちろん自分の専攻に突き進むこともできます。
その他にも学生主体で様々な活動ができます。今まで院生協議会主体でも各種交流会、ジンパ、シンポジウムなどを今まで行ってきております。
北大はもはや国立公園北海道大学と言っても過言ではありません。(いや過言だよ)
それくらい自然に囲まれています。
大自然にあるキャンパスで学び、経験し、新たな知見を得てみませんか?
将来の選択肢の1つとして、是非HOPSへの進学を検討していただければ幸いです。
多様性豊かな学生で、皆様の入学をお待ちしております!
文責:16期 北野