養蚕でまさか信州大学繊維学部を出し抜くとは…,なかなかやるね.
繊維をやりたきゃ信州大学へGO,と出身大学を贔屓しつつの昆虫養蚕教室.
ガイドマップ解説👇
札幌農学校の校舎群開校港当初の位置(現・札幌市時計台あたり)から現キャンパスに移転した時に建てられた校舎の中で現存する最古のもの.1901年建設.松村松年博士の昆虫学の業績の多くはここから世に送り出された.
移転後の札幌農学校で一番古い建物のようです.
当時の札幌は多分今以上にクソ寒いことでしょう,見た感じ建物の防寒能力はハッキリ言って”そんな装備で大丈夫か?”状態ですが,どうなんでしょうか….
意外と暖かいのか,凍えながら講義を受けたのか….
養蚕ということなので,繊維学部で学んだ絹糸の知識を.
糸の呼び方の違いについて.
「繭糸」:繭を構成している細い繊維そのもの.
「生糸」:繭糸をほぐし出し,平行に引きそろえて一定の太さにまとめたもの.
「絹糸」:生糸からセリシンを除去(精錬した)もの.
ちなみに蚕が吐出した繭糸は,フィブロインという三角断面の繊維2本と,それを融着するセリシンというタンパク質で構成されています.
セリシンは水溶性なので,これを熱水洗浄(精錬)によってフィブロインをとりだすことが出来ます.
と,まぁそれなりにどうでもいいことを書きました.
繊維の勉強は信州大学へ,もしくは日刊工業新聞社の「はじめて学ぶ繊維 信州大学繊維学部編」をどうぞ.
次は旧図書館へ….
hokudai-hops.hatenablog.com
文責:HOPS14期 下平徹