【国際フェロー】大英博物館はスゴかった
アイルランドも気温が暖かくなってきた気がしますが、風が冷たく、体感気温は相変わらず低いままです。
先日、休日を利用してロンドンに行ってきました。
今はBrexitで揺れる英国ですが、町を歩いたのは日曜日であったため、デモなどは起きていませんでした。
こっちでは、デモは土曜日にやるものらしく、どこの国でもお決まりのようです。
日曜日は本当に休む日なのかもしれません。
さて、ロンドン市内のことはまた今度にするとして、今回は世界最大級の博物館である大英博物館に行ってきたことを記事にしたいと思います。
大英博物館はロンドンにある世界で最も多くの収蔵品を保存、展示している博物館です。
なんと入場料は無料。人類の英知を多くの人が触れやすいようにとのことらしい。
植民地帝国である大英帝国の力を駆使して集めた収蔵品の数々はまさしく人類の宝です。
正面玄関。
写真で見る印象よりもかなりデカイです。
これだけでも歴史を感じさせますね。
ちなみに、中はリノベーションされており、とても綺麗です。
企画展は有料です。
僕が行った日はアッシリア帝国のアッシュールバニパル王の企画だったので行きたかったのですが、まずは常設展をということで後回しにすることに。
次はマンガがテーマらしいです。
我らが北海道を舞台とするゴールデンカムイのアシリパさんが大英博物館にでかでかといらして、それはもう驚いたものです。
ロゼッタ・ストーン!!!!
皆さんも一度は教科書で見たことがあると思います。
ヒエログリフ、デモティック、ギリシア文字の三種類の文字で書かれた文章が刻まれている石碑です。
フランスのシャンポリオンがこの石碑をもとに、解読不可能と言われたヒエログリフの解読に成功し、エジプトの歴史や文化などの研究が進みました。
これが本物です。世界史好きには感動ものです。
ガラスに張り付いて見てみると、本当に細かく文字が刻み込まれています。
バビロン古王国時代(確か)の王の権力を誇示するレリーフです。
写真部分以外にも大量のレリーフが展示されています。
当時の王にとって、ライオン狩りというのは王の武力を示す大切なものであったそうです。
こちらも写真では分かりにくいですが、こちらも王の服の装飾や紋様などが細かく刻まれています。
これは本当にびっくり。
さすがはバビロニアの王。権力の絶大さを感じさせます。
4~5000年前の紋様が綺麗に残っているという保存状態の良さとテキトーな柵しかないオープンさに驚かされました。
自分は古代オリエントゾーンが結構好きです。
こちらはギリシアゾーン。
パルテノン神殿の彫刻たちが数多く展示されています。
バビロニアの彫刻と比べると、写実性が格段に上がっており、人の筋肉や服のたるみなどが細かく表現されてるのが印象的でした。
僕が尊敬するアレクサンドロス大王にも会うことができました。
古代ローマゾーンなどを見て、お次は日本コーナーだと足を進めると、閉館時間になってしまいました。
3時間もいたのに、半分も見ていません。
あまり時間をかけないように意識をしていたのですが、あまりにも展示品が多過ぎて…
いつかは大英博物館リベンジをしたいところです。
それにしても、本当にすごかった。
人類の叡智という言葉がぴったりの収蔵品だらけです。
ロンドンに来た際はマストの観光地ですね。タダだし。
寄付金はお金に余裕があれば寄付しましょう。
日本の博物館も無料のところが増えてくれると嬉しいんだけどなあ。
文責:HOPS14期 和泉優大