どうも。物価の高さに怒りが収まらない和泉です。
今日は、ダブリン市内を散策した時に見てきたものについて、紹介したいと思います。
ここはグラフトンストリート。
石畳が続く通りで、高級ブティックなどが立ち並ぶオシャレな通りです。
ストリートミュージシャンが多く、よく路上ライブを行なっています。
観光客はもちろん、ダブリン市民もギターケースに小銭を入れて立ち去る素敵な通りです。
アイルランドで最も権威のある大学。
それがここ、トリニティカレッジです。
エリザベス1世が開学をした由緒正しい大学です。
北大のように、中には自由に入ることができます。
中庭の芝生と古い建物がとても綺麗。
こちらは高い入場料を払うと入れる旧図書館。
ケルズの書と呼ばれる世界最古かつ世界で最も美しい最初の写本も展示されています。
歴史の重みを感じる部屋です。
アイルランドといえばギネス!
ギネスの工場に併設された博物館です。
ギネスの歴史や製法について様々な展示が行われています。
かなりの数の観光客がいるので、事前にネットで予約することをお勧めします。
最上階では一杯無料でギネスが飲める。
ギネスには美味しい入れ方というものが存在し、ここでは正しい入れ方にこだわった最高のギネスを味わえます。
実際に、味と泡のクリーミーさがちょっと違う。
ジェイムソンの工場跡地にできた博物館です。
ギネスミュージアムよりは小さいですが、ガイドさんが丁寧に説明してくれます。
そして、ここではスコッチ、バーボン、ジェイムソンの3種類を飲み比べできる…
飲み比べると、ジェイムソンの甘さと滑らかさがよく分かります。
これとは別に、一杯無料でウイスキーが飲めるので、ギネスとはしごして来ると、出て来る頃には足元がふらついています。
別日に訪れた国立博物館。
アイルランドの国宝級のコレクションが展示されており、なんと誰でも無料というとんでもない施設です。
アイルランドの文化や技術の高さを窺い知ることができます。
国宝級の十字架。
タラのブローチ。こちらも国宝級。
どちらも金の細工の美しさと精巧さに言葉が出てきません。
ダブリンのメイン通り、オコンネルストリートにやってきました。
この人がオコンネルさんです。
イギリス統治時代の、アイルランド人の英国議会議員です。
イギリスは英国国教会を中心としたプロテスタント国ですが、アイルランドではカトリックが根強く信仰されています。
そのため、カトリックに不利な法律がいくつもあり、アイルランド人は差別的で不平等な扱いを受けていました。
その窮状を英国議会で訴え、カトリック教徒解放運動の先頭に立ったのが、このオコンネルです。
英国の支配に立ち向かい、アイルランド人を救った英雄として、今でも尊敬されています。
銅像の立つ塔をよく見ると、所々にこのような穴が開いています。
これは、1916年に発生した英国への反乱であるイースター蜂起の際にできた銃弾の跡です。
街の中心であるオコンネルストリートでも激しい戦闘が行われ、オコンネル像はそのど真ん中に建っていました。
しかし、銃弾の跡が残ってはいるものの崩壊することもなく、アイルランドの歴史を見守り続けてきました。
最後は中央郵便局。
これが郵便局なのか…?カッコいい…
こちらにも柱には銃弾の跡が多く残っています。
この中央郵便局はイースター蜂起の際に反乱側の司令部として使用され、最後まで抵抗を続けていました。
結局は蜂起は失敗してしまい、多くの犠牲者が出ました。
その記憶を後世に伝えるため、地下ではイースター蜂起に関する展示が行われています。
短い映画も上映されています。
当時の歴史に想いを馳せながら、郵便局を出て発展したオコンネルストリートを眺めて歩くと、色々な考えが頭の中を巡ります。
オコンネル像の目の前に広がる、ダブリンを南北に分けるリフィー川。
夕方から夜にかけて、美しいイルミネーションが目を引きます。
ダブリンはロンドンやパリのような世界的大都市というわけではありませんが、それらに負けないくらいの魅力、見所がたくさんあります。
ダブリンは街並みも綺麗でゴミも少なく、治安も他のヨーロッパに比べれば圧倒的に安全。
そして何より、みんな優しい。
皆さんも是非、ダブリンに一度足をお運びくださいませ。
文責:HOPS14期 和泉優大