北海道大学公共政策大学院 学生ブログ

北海道大学公共政策大学院(HOPS)の院生が運営するブログ

3つのコースがありますが…

HOPSでは出願の段階で“公共経営”,“国際政策”,“技術政策”の3つのコースから1つを選択します.

 

・公共経営コース

国や地方の自治体および民間セクター各分野において公共政策に関わる人々が増大する中,それぞれの立場からいかに政策過程にかかわっていくか,公共的価値と個別的利益、公正と効率の調和をどのように図るかを学びます.

国家・地方公務員や行政に隣接する分野の専門職業人,官民のパートナーシップを推進する民間企業の指導者の育成を目標としています.

 

・国際政策コース

著しく変化する世界の中でいかに国際的公共秩序を展望するか,日本を含む東アジア,アメリカ,ヨーロッパにおける内外諸政策上の課題をとらえ,その打開の道を探ります.

外務,国際公務員,ジャーナリスト,開発協力関係の官民指導者のほか,活動の拠点を地域におきつつ国際的な観点から公共政策に携わる地方公務員や民間セクターの人材育成を目標としています.

 

・技術政策コース

社会の福祉や安全に影響を及ぼす技術革新,急速に発展するテクノロジーを,いかに社会のニーズにむすびつけるか.技術と社会を連結する行政計画やプロジェクトの推進および評価,危機管理に関する実際的・専門的な技術政策を学びます.

理工系の知識を具体的な政策に変換していく技術系公務員,民間における技術政策や公共サービスの中核となる人材の育成を目標としています.

 

北海道大学公共政策大学院 2018-2019大学院案内より引用

 

設立理念は上記のようになっており,各々目標に合わせたコース選択をしています.

 

しかし,実際のところコースによる大きな違いは,必修科目2つが設定されるという点だけです.

公共経営コースの場合 → “技術政策学”,“統計分析”

国際政策コースの場合 → “技術政策学”,“法政策学

技術政策コースの場合 → “経済政策論”,“法政策学

それぞれ上記の2科目が必修となります.

 

また,必修科目は前提科目に含まれているため,いずれのコースであっても似たような講義選択の形になります.そのためコースの違いをそこまで強く意識している学生は多くないです.

 

つまり,コースの選択によって受けられる講義が制限されるといったことは全くありません!

 

出願の際にはそこまで不安にならずに,自分の目標に合致して入りたいと思ったコースを選択していただければよいと思います.

 

参考までにHOPS14期生(2018年度入学)のコース選択状況を載せておきます.

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文責:HOPS14期 下平徹